Unreal Engine5をMacBookにインストール. Niagara fluidの挙動をテストしてみた

Unreal Engine

macでUE5が使えるのか,どれくらいのシステム要件で動作可能なのか,どんなことができるのかを調査しました.
結論としてMacOSではメモリ8GBのM2 MacBookAirでもUE5は動かせ,Niagara fluid systemのテンプレートの3D Gasなどが使用できることがわかりました.

Unreal Engine5.2がmacOSに対応

Unreal Engine(UE)がUE5.2からM1,M2チップのmac OSに対応したらしい.
動作内容にやや制約があるらしい.
Unreal Engine 5.2 が Apple シリコンと macOS のその他の開発環境をネイティブでサポート

筆者のUEを使うモチベーションはNiagara fluidでの流体モデリングだ.
しかし残念なことにmacOSではNiagara fluidの一部機能は動作しないことを公式がコメントしていた(詳細は不明).

そこでmacでNiagara fluidが実際どれくらい使えるか試してみた.

テスト環境

  • MacBookAir M2, 2022
  • メモリ8GB (いけるか...?)
  • macOS Ventura 13.4.1

公式の最小要件
GPU,メモリについて最小要件はないため,ノーマルMacBookAirでも一応推奨環境は満たしていることになる.

  • 最小 macOS バージョン:12.5 Monterey 以降
  • 推奨 macOS バージョン:最新版の macOS Ventura
  • 最小 Xcode バージョン:14.1

インストール

UE5.2をインストール.
Win11ではインストールに30分以上かかっていた記憶だが,Macでは15分程度で完了.早い.

なおXcodeがインストールされていないと怒られるので注意.

Niagara fluidの実行結果

Niagara fluidのテンプレートが問題なく動作するか試した.
用意されているテンプレートは全22種類で以下のタイプに分類される.

  • 2D Gas
  • 2D Liquid
  • 3D Gas
  • 3D Liquid
  • Shallow Warter




Niagara fluidの全22テンプレートの実行結果は以下の通り.
結論,MacOSでは3D Gasなどの3D Liquid以外のテンプレートが実行できることわかった.

No. タイプ テンプレート名 実行
1 2D Gas Grid 2D Gas Explosion
2 2D Gas Grid 2D Gas Moving Fire
3 2D Gas Grid 2D Gas Smoke
4 2D Gas Grid 2D Gas Smoke Fire
5 2D Liquid Grid 2D FLIP Hose
6 2D Liquid Grid 2D FLIP Pool
7 2D Liquid Grid 2D FLIP Splash
8 3D Gas Grid 3D Gas Colored Smoke
9 3D Gas Grid 3D Gas Divergence Explosion
10 3D Gas Grid 3D Gas Dust Explosion
11 3D Gas Grid 3D Gas Explosion
12 3D Gas Grid 3D Gas Fire
13 3D Gas Grid 3D Gas Particle Advection
14 3D Gas Grid 3D Gas Simple Particle Source
15 3D Gas Grid 3D Gas Smoke ×
16 3D Gas Grid 3D Moving Grid Fire ×
17 3D Liquid Grid 3D FLIP Hose ×
18 3D Liquid Grid 3D FLIP Pool ×
19 3D Liquid Grid 3D Flip Splash ×
20 Shallow Water Grid 2D SW Drop
21 Shallow Water Grid 2D SW Particle Collisions
22 Shallow Water Grid 2D SW Pool

以下実行結果を抜粋して紹介.

2D Gas

左から順にGrid 2D Gas Moving Fire, Grid 2D Gas Smoke, Grid 2D Gas Smoke Fire

2D Liquid

Grid 2D FLIP Splash
2DのFlipはプレーヤーの視点に追従して常に正面方向からの描画になるもの

3D Gas

Grid 3D Gas Colored Smoke
ageに応じて色が変化している

Grid 3D Gas Fire

Grid 3D Gas Particle Advection

Grid 3D Gas Smoke,Grid 3D Moving Grid Fireは描画できなかった.原因調査中.

3D Liquid

3D LiquidはNiagaraの編集画面ではcompileできているが,プレビューに表示されなかった.

Shallow Water

Grid 2D SW Drop

Grid 2D SW Particle Collisions 玉が上下に転がっている.

これらのテンプレートは開発者のインタビュー動画で詳細を解説されている.
ちなみにインタビューではNiagara fluidを動作させるシステム要件について質問があったが,回答は「考えたことがないから分からない.とりあえず3000番台のGPUがあればまずは問題ないよ」と大味な回答.Money is power である.
インタビュー動画:UE5で流体をシミュレーションを作成する

気づき

  • 3Dガスを置いたらメモリ使用が7.5GB.でも遅延なく動作.
  • CPU使用率は10%くらい.低い.
  • 3Dガスを置くと Macbookの底面が高温に. キーボードもほんのり熱くなるくらい発熱.
  • 2Dガスはサクサク. アクター3つ置いても余裕.
  • メモリ8GB,GPUなしでもいけそう.
    → ハイエンドPC持ってないけどUE試してみたい!って人は一旦触ってみるのにいいかも.

Grid 3D Gas Colored Smoke をフィールドに置いた時のアクティビティモニタの様子

まとめ

この記事を通じてわかったこと

  • Unreal Engine 5.2はM1やM2チップ及びmacOSに標準で対応しておりMacBookAirにインストールできる.
  • mac OSではNiagara fluidのテンプレートのうち2D Gas, 2D Liquid, 3DGasが動作する. 3D Liquidは動作しない.
  • M2チップ, メモリ8GBのMacBookAirでUE5はギリギリ動かせる.

最後まで読んでいただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました